友達に誘われて・完結編 35
朋子は激しくあえぎながら、爪先をベッドに立てるようにし、ふくらはぎを反り返らせて痙攣した。
リチャードの肩越しに覗いたその表情は、眼球が上がって白目状態となり、なかば開いてパクパクさせる口元からは、よだれが一筋垂れていた。
夫である自分が見たこともないほどの、深いエクスタシーを表現する妻を見守りながら、純一の膝はがくがくと笑い、立っているのが精一杯の状況だった。
そんな純一の腕を祐子が優しく取り、組まれたヒジが祐子の柔らかな乳房に当たった。
純一が、祐子の表情を伺うと、祐子は満足気にうなづき、再びうっとりとした目をベッド上の二人に向けたのだった。
絶頂を極め、脱力した朋子を、リチャードが優しく上から抱きながら、柔らかなキスをしていた。
リチャードのペニスは、しっかりと挿入されたまま。
朋子をあそこまで乱れさせながら、漏らすことが無いのだから、たいしたものだ。
「Tomoko,very very cute.」
リチャードの優しいささやきに、息を整えていた朋子が、
「Richard…very wonderful.I love you.」
と、ろれつの回らない、甘えた声で答えた。
二人は、何度もキスを重ねながら、睦言を交わし、そんな二人を、純一は足元から茫然と眺めていた。
おそらく、リチャードは部屋に入った自分達に気付いていると、純一は確信していた。
だからこそ、純一たちに見やすいように体位を工夫し、部屋の照度も微妙に調整してあるのだ。
もしかしたら、祐子とも打ち合せ済なのだろう。
ところがどうだ。朋子は、リチャードとの性交にすっかり夢中になってしまい、至近距離で見ている純一と祐子に気付く気配も無い。
アメリカ人と、チュッチュッと唇をついばみあいながら、『I'm very pleasure.』(とても、気持ちがいいわ)などと、ピロートークを交わしているのだ。
(これがオレの妻なのか?朋子はもう、オレの元には戻ってこないのか?)
暗澹たる思いをよそに、リチャードがゆっくりとペニスを抜き、朋子の腰を持つと、ゆっくりと裏返していった。
あまりにも短い戦士の休息。性交はさらに続くのだ。
「tomoko,Let's doggy style!」(次は後背位だよ)
リチャードの声に、少しはにかんだ朋子だったが、抵抗することなく体を翻して四つん這いの格好になる。そして、リチャードに向かってお尻を掲げたので、純一の位置からでも濡れて開いた性器が見えてしまった。
特筆すべきは、朋子に体位の変更を促す際も、リチャードは絶妙に死角を作って、純一たちの存在を隠したことだった。
リチャードが膝立ちになり、ベッドと水平になったペニスを二三度しごくと、先端を朋子の性器に押し当てた。
純一の位置からチラリと覗く朋子の横顔は、瞳は閉じられているものの、これから襲い来るであろう快感を待ち兼ねる歓びにあふれるようだ。
やがて、朋子の性器の穴とは、不釣り合いに大きなペニスが、みるみる呑み込まれて行き、朋子は頭をのけぞらせながら、『ああ~!』と、歓喜の声を上げた。
奥まで挿入し、いったん動きを止める。
朋子がブルブルと首を振るに連れて、柔らかく髪が揺れ、閉じられたまつ毛すら、ピクピクと嬉しそうに震えた。
朋子は目をしっかりと閉じたまま、口を半開きにし、アゴをあげて白いノドを見せながら、声も出せずに、痙攣するように首を振り続けた。
(つづく)
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